財務相「紙幣はなお必要」 キャッシュレス決済浸透

AI要約

鈴木俊一財務相は、紙幣の必要性を強調しつつもスマートフォン決済の普及を認める発言をした。

災害時や高齢者などキャッシュレス決済が困難な場合に紙幣が必要だと述べた。

新紙幣の発行を通じて偽造対策やユニバーサルデザインへの配慮が示唆されている。

 鈴木俊一財務相は2日、スマートフォンなどを使ったキャッシュレス決済が浸透しつつあることに関し、紙幣は「現在もなお、主要な支払い方法として利用されている」と述べ、引き続き必要だとの見方を示した。新紙幣が3日に発行開始されるのを前に、閣議後記者会見で答えた。

 鈴木氏は紙幣に関し「災害発生時や(一部の高齢者ら)キャッシュレス決済の利用が困難な方の支払い方法として必要とされている」と強調した。

 新紙幣の狙いを「新たな偽造防止対策を講じるとともに、目の不自由な方や外国人に配慮したユニバーサルデザインの考え方を取り入れた」と説明。現行紙幣も引き続き使用できるとした。