使っても安全? 安くて気になる社外パーツのメリット・デメリット

AI要約

バイクのメンテナンスには消耗品が欠かせず、社外品も純正同等品が豊富にラインナップされている。

純正品とはバイクメーカーが供給する部品であり、耐久試験などで厳格な基準を満たすものである。

純正部品の使用により、保証やリコールの対象となり、安心してメンテナンスを行うことができる。

使っても安全? 安くて気になる社外パーツのメリット・デメリット

 バイクのメンテナンスに欠かせないのが消耗品で、オイル交換であればオイルフィルターやドレインパッキン、エアクリーナーも社外品がラインナップされています。

 価格が安い事が多いため、気になる性能も純正同等品と呼ばれることもあって問題なさそうです。実際のところはどうなのでしょうか?

バイクは製造から年月が経過し、走行距離が増えるにつれて、様々なパーツの消耗が進みます。そのためメンテナンスが重要で、バイクメーカーは各パーツについて細かくメンテナンス方法を説明書等に明記しています。

 メンテナンスと言っても、調整や消耗品の交換など、内容はさまざま。日常的に行なうメンテナンスで考えても、オイルフィルターやドレインパッキン、ブレーキバッドやローター、オイルフィルター、チェーン、ガスケットなど多岐に渡ります。

 それらは純正部品として各バイクメーカーが供給しており、正規ディーラーはバイクメーカーの看板を掲げているだけに、それらを使ってメンテナンスを行なうのが基本です。

 しかしバイク用品店や通販サイトを見ると、社外製の消耗品やパーツが売られているのを目にすることがあると思います。純正同等品と謳っているものもある上に、価格も純正品に比べると安いことが多く、気になる存在ではないでしょうか。

 社外製の消耗品でも、チューニングパーツと言える高性能なものは効果が高く、価格も純正品に比べてかなり高かったりします。

 この場合は性能に問題はなく、安心して使用することが可能。ただ、チューニング的な部分での不具合は起こる可能性は否めません。

 そもそも純正の消耗品というのは、どういった商品なのでしょうか。

まず純正品最大の特徴は、耐久試験や摩耗試験など、バイクやエンジンを開発する際に使用されているものと同等の物であるという事。

 製造するのも専門の部品メーカーで、車両の純正に採用されるほどのノウハウなどがあり、実際に部品が発注される場合、高いレベルでの仕様がしっかりと決められています。また、部品によっては部品単体での試験も行なわれることも。

 メンテナンスでのメリットとしては、それらの部品が原因で起こった不具合は、保証の対象となる点です。また、純正部品に不具合があればリコールが出され、改修されることもあります。

 クルマの場合、新車のメンテナンスパックが普及していて、ディーラーで純正部品を使用して定期的なメンテナンスをしていないと、クルマそのものの保証が適用されないという例も増えているなど、純正部品というのは重要な存在です。