バリー・ディラー氏、パラマウント買収の可能性を検討-報道

AI要約

バリー・ディラー氏はパラマウント・ピクチャーズの経営権取得案を検討しており、ナショナル・アミューズメンツと機密保持契約を結んでいる。

パラマウントはスカイダンス・メディアとの合併案を検討していたが、交渉は決裂していた。

ディラー氏の動きとパラマウントの選択肢に注目が集まっている。

(ブルームバーグ): 数十年前に米映画会社パラマウント・ピクチャーズを率い、同社の買収合戦に敗れたバリー・ディラー氏が、親会社の経営権取得案を検討している。米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)が報じた。

デジタルメディア企業IACの会長を務めるディラー氏は、パラマウント・グローバルの支配株主であるナショナル・アミューズメンツと機密保持契約を結んだと、NYT紙が事情に詳しい関係者4人の話を引用して伝えた。パラマウントとIACはコメントを控えた。ナショナル・アミューズメンツは取材要請に返答しなかった。

CBSやMTVを傘下に置くパラマウントは数カ月前から選択肢を検討している。デービッド・エリソン氏が率いる独立系映画・テレビ会社スカイダンス・メディアとの合併に近づいていたが、その後交渉は決裂していた。

関連記事:

原題:Barry Diller Explores Possible Paramount Bid, NY Times Says (1) (抜粋)

(c)2024 Bloomberg L.P.