ボーイングがスピリット・エアロ買収で合意、評価額47億ドル-関係者

AI要約

米航空機メーカーのボーイングが、スピリット・エアロシステムズ・ホールディングスを株式交換により約7560億円で買収する達成した。

取引の詳細は7月1日にも発表される見込みであり、ボーイングはスピリットの約35億ドルの債務を引き受ける意向である。

両社の合併により、ボーイングはスピリットのフレーム製造部門を管理し、さらに防衛契約業務の一部も取り扱う予定である。

ボーイングがスピリット・エアロ買収で合意、評価額47億ドル-関係者

(ブルームバーグ): 米航空機メーカーのボーイングは6月30日、元子会社のスピリット・エアロシステムズ・ホールディングスを株式交換を通じて1株37.25ドルで買収することで合意した。同社の企業価値を47億ドル(約7560億円)と評価する取引となる。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

取引が公表前であることを理由に匿名を条件に語った関係者によれば、買収合意は7月1日にも発表される可能性がある。ボーイングは取引の一環として、スピリットの約35億ドルの債務を引き受ける方針。1株当たりの買収価格についてはロイター通信が6月30日に先に報じていた。両社の担当者はコメントを控えた。

ボーイングは稼ぎ頭の737MAXのフレーム製造を含め、同社の民間ジェット機ラインアップを支えるスピリットの製造部門を管理下に置く方針だと、関係者の2人は述べた。また、スピリットの防衛契約業務の一部も掌握する方針だという。

ボーイングの最大のライバルであるエアバスもまた、同社の民間航空機の構造や部品を製造するスピリットの工場の一部を管理下に置くと発表する見込み。この取引の条件についてはこれまで明らかになっていない。

原題:Boeing Agrees to Buy Spirit Aero for $4.7 Billion in Stock Deal(抜粋)

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