渡辺パイプ、東京の材木卸を子会社化。住宅向け販売網強化

AI要約

渡辺パイプが材木卸販売企業の昇永を子会社化し、無加工木材の販売網を強化することを発表した。

昇永は1979年に設立され、資本金1千万円で、2023年7月期の売上高は20億8千万円だった。

昇永は羽柄材を主に取り扱い、大手住宅メーカーの新築工事に向けた現場搬入を強みとしている。

 管工機材販売や温室設計・施工を手がける渡辺パイプ(本社・東京都千代田区、社長・渡辺圭祐氏)は、材木卸販売の昇永(本社・東京都武蔵村山市、代表・遠藤昌孝氏)の全株式を6月27日付で所得し子会社化した。無加工木材の販売網を強化し、住建(住宅設備・建築資材)事業のサービス拡充を図る。

 昇永は1979年(昭54)8月に設立。資本金1千万円。2023年7月期の売上高は20億8千万円。

 木造住宅の下地材などになる「羽柄材(はがらざい)」を主に取り扱い、大手住宅メーカーが手掛ける新築工事の現場搬入に強みを持つ。

 渡辺パイプは「関東地区で無加工材木の仕入れから倉庫管理、現場配送まで一貫したノウハウを持つ昇永を同社セディアグループにして迎え入れることで、顧客に提案できる商材の幅を広げ、今後も確かなサービスを提供していく」とコメントしている。