【速報】最高は41年連続で阪急梅田本店前で1平米あたり2024万円 大阪国税局が近畿の路線価発表

AI要約

大阪国税局が、近畿2府4県の相続税や贈与税の算定基準となる路線価を発表し、平均値が2年連続で上昇している。

大阪市北区の阪急百貨店前が近畿で最も高い路線価で、1平方メートルあたり2024万円となり、5.4%上昇した。

大阪市西区の大阪メトロ肥後橋駅前が上昇率が最も高く、19.3%アップし、ビジネス街として人気が高まっている。

 大阪国税局が、相続税や贈与税の算定基準となる路線価(1月1日時点)を発表しました。近畿2府4県全体の平均値は、2年連続で上昇しています。

 近畿の路線価で最も高かったのは、41年連続で大阪市北区の阪急百貨店前です。1平方メートルあたり2024万円となり、去年と比べて5.4%上昇しました。

 大阪市西区の大阪メトロ肥後橋駅前は近畿で最も上昇率が高く、去年と比べて19.3%アップしました。このエリアは金融機関などの企業ビルが立ち並ぶビジネス街で高層マンションや飲食店も多く、人気が高まっているといいます。

 また、JR大阪駅北側は去年より5.4%アップしました。「うめきた」エリアの大規模開発で、ホテルや商業施設が開業することが、上昇をもたらしたとみられます。

 一方、万博会場となる夢洲地区は調査対象地点のうち1地点で去年と比べて17.9%上昇しましたが、最高路線価は8万円にとどまっています。