LINEヤフー、ネイバー側とのシステム分離を前倒し 個情委に報告

AI要約

LINEアプリの利用者情報などが流出した問題で、LINEヤフーはシステムを大株主の韓国IT大手ネイバー側と完全分離する時期を、2026年12月末から9カ月前倒しする。

昨年、不正アクセスに遭い、LINEの利用者情報や従業員情報など50万件超を流出させたLINEヤフーは、個情委から是正勧告を受けていた。

再発防止策として、ネイバー側とのシステム分離を2026年3月末までに実施することを決定したLINEヤフー。

LINEヤフー、ネイバー側とのシステム分離を前倒し 個情委に報告

 LINEアプリの利用者情報などが流出した問題で、LINEヤフーはシステムを大株主の韓国IT大手ネイバー側と完全分離する時期を、予定していた2026年12月末から9カ月前倒しする。28日、個人情報保護委員会に報告した。

 LINEヤフーは昨年、ネットワークでつながる業務委託先のネイバー子会社を介して不正アクセスに遭い、LINEの利用者情報や従業員情報など50万件超を流出させた。個情委は今年3月、情報管理体制に不備があったとして、同社に是正勧告を出し、報告を求めていた。

 不正アクセス発生時、ネイバー子会社が旧LINE社の社内ネットワークに広くアクセス可能になっていた。LINEヤフーは再発防止策として、システムを26年3月末までにネイバー側と分離する。