VanEck、米国初の「ソラナ現物ETF」をSECに申請。SOL価格も上昇

AI要約

米資産運用会社ヴァンエックが、暗号資産ソラナの現物価格に連動した上場投資信託のS-1申請書類を提出。

ソラナ現物ETFの申請は米国初で、シーボーBZX取引所に上場予定。

市場ではSOLの価格急騰、シーゲル氏がSOLをBTCやETHと同様にコモディティと評価。

SECがイーサリアム現物ETFに承認の可能性あり、イーサリアムは有価証券に該当しないと報告される。

シーゲル氏はSOLが取引手数料や計算サービスに利用され、P2P取引にも使用可能と述べている。

SOL価格は報告後急騰、24時間で9.82%の上昇。現在の価格は24,129円。

VanEck、米国初の「ソラナ現物ETF」をSECに申請。SOL価格も上昇

米資産運用会社ヴァンエック(VanEck)が、暗号資産ソラナ(SOL)の現物価格に連動した上場投資信託(ETF)のS-1申請書類を米証券取引委員会(SEC)へ提出した。米国においてソラナの現物ETFが申請されるのは初のことである。なおこのことは、ヴァンエックのデジタル資産リサーチ責任者のマシュー・シーゲル(Matthew Sigel)氏が自身のXアカウントより6月26日報告している。

ヴァンエックが申請したソラナ現物ETFの名称は「ヴァンエック・ソラナ・トラスト(VanEck Solana Trust)」。SECへの申請書によると同ETFは、シーボーBZX取引所(Cboe BZX exchange)へ上場させる予定だ。

なおSOLについては、昨年6月に海外大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)らを訴えた際の訴状にて、SOLを含む13銘柄の暗号資産について「有価証券に該当する」と指摘していた。

また同13銘柄には含まれないものの、以前より証券性について調査されていたイーサリアム(ETH)については、SECの調査が終了し「有価証券に該当しない」ことが6月19日に米コンセンシス(Consensys)より報告されている。そしてイーサリアム現物ETFについては、早ければ7月4日にも承認する可能性があると業界幹部やその他の関係者の話としてロイターが報じている。

シーゲル氏はXのポストにて、SOLがビットコイン(BTC)やETHと同じく証券ではなく「商品(コモディティ)である」とした旨を伝えている。同氏はその考えについて「SOLはBTCとETHと同様にブロックチェーン上の取引手数料や計算サービスの支払いに利用される。またSOLはETHと同じく、デジタル資産プラットフォームでの取引やP2P取引で使用できる」と述べている。

なお今回の報告を受け、市場ではSOLの価格が急騰している。シーゲル氏の報告があった26日22:00直前のSOL価格は22,302円だったが、その後24,188円まで上昇。記事執筆時点(2024.6.28 10:00)で24時間の価格上昇率は9.82%となっており、価格は24,129円となっている。