米がレバノンからの米国人退避を準備、空爆や地上攻撃を懸念-報道

AI要約

米国防総省は、イスラエルとレバノンで戦闘が激化する中、米国人の退避に備えて強襲揚陸艦や海兵隊部隊を展開している。

強襲揚陸艦「ワスプ」や海兵遠征部隊の移動は、地域的なエスカレーションを抑止するために行われている。

米政府はイスラエルのレバノン攻撃を懸念し、同盟国との協議を行っている。

米がレバノンからの米国人退避を準備、空爆や地上攻撃を懸念-報道

(ブルームバーグ): 米国防総省は、イスラエル軍とレバノンの親イラン民兵組織ヒズボラの間で戦闘が激化する中、米国人の退避に備えて強襲揚陸艦や海兵隊部隊をイスラエルとレバノンの近くに移動させている。米NBCが計画に詳しい米国防当局者3人と元米当局者1人を引用して報じた。

強襲揚陸艦「ワスプ」と、第24海兵遠征部隊の隊員が26日に地中海に移動し、ドック型揚陸艦「オークヒル」などと合流した。

ワスプと海兵遠征部隊の展開は、軍事力を示し地域的なエスカレーションを抑止することも目的としているという。

米政府当局者は、向こう数週間のうちにイスラエルがレバノンへの空爆や地上攻撃を行うのではないかと懸念を強めている。

米国はさらに、退避や軍事的な行動の調整のため同盟国と協議している。

原題:Pentagon Moves US Military Assets Closer to Israel, Lebanon: NBC(抜粋)

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