レバノンを「石器時代に戻せる」 対ヒズボラ戦争は望まず イスラエル国防相

AI要約

イスラエルのガラント国防相は、隣国レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラとの戦闘激化について話し、イスラエルは攻撃力を有しているが、戦争ではなく話し合いによる解決を望んでいる。

イスラエルは昨年10月以降、ヒズボラとの衝突が続いており、ガラント氏は軍事力を誇示しつつも、ヒズボラに対して慎重な姿勢を示している。

ガラント氏は、イスラエルがあらゆるシナリオに備えており、ヒズボラも戦争のリスクを理解していると述べている。

 【カイロ時事】ロイター通信によると、イスラエルのガラント国防相は26日、隣国レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラとの戦闘が激化している現状について、イスラエルはレバノンを「石器時代」に戻せるだけの攻撃力を有しているとしつつ、戦争ではなく話し合いによる解決を望んでいると表明した。

 訪問先の米ワシントンで記者団に語った。

 イスラエルは昨年10月以降、イスラム組織ハマスと連帯するヒズボラと、対レバノン境界地帯で衝突を繰り返している。ガラント氏の発言はイスラエルの軍事力を誇示した形で、ヒズボラの反発を招き、緊張が一層高まる可能性もある。

 AFP通信によれば、ガラント氏はイスラエルが「あらゆるシナリオに備えている」とも指摘。「もし戦争が始まれば、われわれがレバノンで多大な損害を与えられると、ヒズボラも十分に理解している」と述べた。