バイデン・トランプ両氏直接対決、24年大統領選初回討論前の予習復習

AI要約

2024年大統領選挙での勝利を目指すバイデン米大統領とトランプ前大統領の討論が注目されている。討論は政治的な分裂に対する国民の感情を揺さぶる可能性があるが、一方で悪影響を及ぼす可能性もある。

討論は歴史的なものであり、現職大統領と前大統領による初の討論となる。討論が従来よりも早い時期に行われ、超党派の委員会ではなくCNNが主導している。

討論のポイントとして、視聴方法や参加資格、ルールなどが挙げられる。

バイデン・トランプ両氏直接対決、24年大統領選初回討論前の予習復習

(ブルームバーグ): 2024年大統領選挙での勝利を目指すバイデン米大統領とトランプ前大統領は、いよいよ闘いの火ぶたを切る。選挙戦最初の討論会は、政治的な分裂にうんざりする国民の胸中に飛び込む機会となり得る一方で、一歩間違えれば悲惨な結果を招きかねない。

この討論は始まる前から歴史的なものとなっている。現職大統領と前大統領による討論は前例がない。しかも前大統領は主要政党の候補者として史上初めて、重罪で有罪評決を受けている。時期は従来の候補者討論よりかなり早い。過去30年間こうした討論を仕切ってきた超党派の委員会ではなく、ニュース専門局CNNが運営する。

米国の有権者は両氏の対決を冷めた目で見ている。高齢で失言が多い両氏は、そうした層の浮動票を勝ち取ると同時に支持層をてこ入れしなくれはならない。数カ月も前からお互いを公に非難してきた両氏は、国境の警備や経済、人工妊娠中絶といった問題をステージ上で口論する。

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討論を前に押さえておくべきポイントは以下の通り:

討論はいつ、どうやって見るのか

米東部時間27日の午後9時(日本時間28日午前10時)から90分間、CNNとそのウェブサイトで視聴が可能だ。ブルームバーグ・テレビジョンのほか各放送局が生中継する。司会を務めるのはCNNのジェイク・タッパー、ダナ・バッシュ両氏。

討論会の参加資格は

CNNが設定した参加条件を満たしたのはバイデン、トランプ両氏だけ。登録有権者および投票意志の高い有権者を対象とした4回に及ぶ全国世論調査で15%以上の支持率を得、合計で270人の選挙人を獲得できる州の予備選に参加していることがその条件だ。従って両氏の票を奪う可能性が指摘されている無所属候補のロバート・ケネディ・ジュニア氏は、討論に参加しない。同氏は討論と同時間に独自のイベントを開催する。

討論会のルールは