まいばすけっとでウーバー配達員が商品を袋詰めして会計…「ピック・パック・ペイ」国内初導入

AI要約

イオンがウーバーイーツの配達員が商品を選んで袋詰めし、会計までを行うサービスを首都圏の小型スーパーで開始する

共働き世帯向けのニーズに応えるため、年内に1000店舗で導入予定

ウーバーのサービスは従来の宅配と異なり、店舗側の負担軽減や業務効率化に貢献する

 流通大手のイオンは26日、首都圏の小型スーパー、まいばすけっとで、ウーバーイーツの配達員が店員に代わって商品を選んで袋詰めし、会計までを行うサービスを始めると発表した。まずは東京23区や横浜市などの20店舗で導入し、年末までに1000店舗に拡大する。

 ウーバーが、米国や豪州などで導入している「ピック・パック・ペイ」と呼ばれるサービスで、日本では初めての導入となる。イオンによると、共働きで買い物にかける時間を短くしたいというニーズが増える中で、宅配の強化を図る。

 ウーバーはこれまで、ローソンと連携し、利用者の注文を受けて商品を配達するサービスを手がけてきた。だが、商品を選んだり袋詰めをしたりする作業は店員が行っており、配達員がこうした作業を請け負うことで、店舗側の負担も減る。

 コロナ下に商品の宅配は定着したが、経済活動の再開により、利用者のニーズには変化が出ている。ウーバーは、「店舗の人手不足の解消や業務効率化が支援できる。これまで対応していなかった店舗が宅配サービスに対応できるようになる」と期待している。