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テスラ、マスク氏の報酬復活に向け法廷闘争を開始
テスラは、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)への巨額報酬を支持する株主投票の法的承認をめぐる法廷闘争を開始した。
アメリカのデラウェア州判事は、マスク氏の報酬を無効とする判決を出しているが、テスラ側は株主の承認が影響を与えると主張している。
テスラ株主総会でのマスク氏への報酬承認後、テスラは法的解釈の明確化を求めている。
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Tom Hals
[ウィルミントン 17日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラは、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)への巨額報酬を支持する株主投票の法的承認を得るための法廷闘争を開始した。マスク氏の報酬を無効とする判決を下したデラウェア州の判事に対して、株主投票が判決に「重大な影響を与える」と指摘した。17日に公表された書簡で明らかになった。
テスラが13日に開催した株主総会では、マスク氏への560億ドル規模の報酬案が株主の賛成多数で承認された。
デラウェア州衡平法裁判所のキャスリーン・マコーミック判事は今年1月、マスク氏の報酬を無効とする判決を下した。
テスラはマコーミック判事に書簡を送り、当事者は従来のスケジュール通りに訴訟手続きを進めるのではなく、13日の承認に対する法的解釈を今すぐ示すべきだと指摘した。
テスラ側の弁護士は14日に衡平法裁判所に提出した書簡で「テスラの株主による承認は裁判所の最終判決を含め、この訴訟における主張や問題に重大な影響を及ぼす」と述べた。