米FRB、年内利下げ1回に削減 政策金利を維持、物価高考慮

AI要約

米国のFRBは主要政策金利を据え置き、利下げ回数の見通しを減らした。

物価上昇率の縮小傾向が続く中、高水準の金利を維持する必要があると判断。

高金利が長期化することで、円安圧力が日本に影響を与える可能性がある。

 【ワシントン共同】米国の中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)は12日、連邦公開市場委員会(FOMC)で主要政策金利を5.25~5.5%で据え置くことを決めた。金利維持は7会合連続。同時に公表した経済見通しでは、年内の利下げ回数の見込みを3回から1回に減らした。

 米国では物価上昇率の縮小傾向が足踏みしており、高水準の金利を維持する必要があると判断した。高金利が一層長期化することで、日本にとっては輸入物価高を招く円安圧力につながる可能性がある。