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独鉱工業生産、4月は前月比-0.1% 予想外の低下
4月のドイツ鉱工業生産指数は前月比0.1%低下し、建設部門が低迷した。
自動車部門は4.2%増加したが、建設部門は2.1%減少した。
VW銀行のエコノミストは第2四半期の成長が懸念される中、鉱工業生産の増加には受注の増加が必要だと指摘。
![独鉱工業生産、4月は前月比-0.1% 予想外の低下](/img/article/20240607/6662bca6159f3.jpg)
[7日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が7日発表した4月の鉱工業生産指数は前月比0.1%低下した。建設部門が低迷した。
ロイターがまとめたアナリスト予想は0.3%上昇だった。
建設部門の生産は2.1%減。自動車部門は4.2%増だった。
2─4月の鉱工業生産指数は前期比1%上昇。
VP銀行のチーフエコノミスト、トマス・ギッツェル氏は「第2・四半期の経済全体の成長が微々たるものになるとの懸念が高まる」とし「鉱工業生産を増やすには、まず受注の増加ペースが上がらなければならない」と述べた。
前日発表の4月の鉱工業受注指数は予想に反して低下し、4カ月連続の低下となった。
INGのマクロ担当グローバルヘッド、カーステン・ブルゼスキ氏は「昨日発表された新規受注の減少や在庫の高止まりは、産業活動が回復しても回復が緩やかなものにとどまることを示している」と述べた。