MUFG傘下銀行と証券2社、監視委が行政処分の勧告検討-報道

AI要約

証券取引等監視委員会が三菱UFJ銀行と三菱UFJモルガン・スタンレー証券、モルガン・スタンレーMUFJ証券の3社に行政処分を勧告する検討に入った。

非公開情報の共有や利益誘導に関する法令違反行為があったとされ、金融庁が業務改善命令を検討している。

三菱モルガンは現時点で勧告を受けていないとコメントしている。

(ブルームバーグ): 証券取引等監視委員会が三菱UFJ銀行と三菱UFJモルガン・スタンレー証券、モルガン・スタンレーMUFG証券の3社に、複数の法令違反行為が見つかったとして、金融庁に行政処分を勧告する検討に入った、と複数の関係者からの情報を基に日本経済新聞が報じた。

報道によると、同意を得ずに顧客企業の事業統合に関する非公開情報を銀行、証券間で共有していたほか、銀行がグループ証券との取引を条件に貸出金利の優遇をほのめかすなどの行為があったという。勧告があれば、金融庁は6月中にも業務改善命令などの行政処分を検討するとしている。

金融商品取引法では、顧客の同意を得ずに銀行と証券の間で顧客情報を共有する行為などを禁じている。

三菱モルガンの広報担当者は、現時点では勧告を受けた事実はないとコメントしている。

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