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米ボーイング新型宇宙船「スターライナー」打ち上げ 初有人飛行
米ボーイングが開発した新型宇宙船「スターライナー」が有人試験飛行を開始。宇宙飛行士2人が乗船し、国際宇宙ステーションに向かう。
ボーイングとロッキード・マーチンの合弁企業によるアトラスVロケットで打ち上げ。打ち上げには遅れや中止の問題があった。
スターライナーの成功がボーイングにとって重要で、スペースXの「クルードラゴン」との競争に注力している。
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[ワシントン 5日 ロイター] - 米航空宇宙大手ボーイングが開発した新型宇宙船「スターライナー」は5日、フロリダ州ケープカナベラル宇宙基地から打ち上げられた。初の有人試験飛行として宇宙飛行士2人が乗船している。
ボーイングと米防衛大手ロッキード・マーチンの合弁企業ユナイテッド・ローンチ・アライアンス(ULA)が手がけるアトラスVロケットに取り付けられた上で、打ち上げられた。
国際宇宙ステーション(ISS)に向かい、初のドッキング操作を実施し、約1週間後に帰還する予定。
スターライナーの有人試験飛行の計画は大幅に遅れが発生。打ち上げに関しても5月6日と今月1日の2回にわたり、直前になって問題が発生し、中止されていた。ボーイングは、民間機事業での「737MAX」を巡る一連の危機を受けて経営が揺らいでおり、スターライナーの成功が必須となっていた。
ボーイングはスターライナーの開発により、米起業家イーロン・マスク氏が率いるスペースXの「クルードラゴン」と対抗することを狙っている。