1ドルショップの米ダラー・ツリー、傘下部門の売却やスピンオフ検討

AI要約

米ダラー・ツリーは、業績が振るわない「ファミリー・ダラー」事業について、売却やスピンオフを含む複数の選択肢を検討している。

ダラー・ツリーはポートフォリオの見直しを進め、何らかの取引につながる保証はないとしている。

ダラー・ツリーは数年前に高額買収したファミリー・ダラー事業に苦しんでおり、1000店舗の閉鎖計画も発表された。

(ブルームバーグ): 米国版100円ショップとも言われるディスカウントショップ運営の米ダラー・ツリーは、業績が振るわない「ファミリー・ダラー」事業について、売却やスピンオフ(分離・独立)を含む複数の選択肢を検討している。

ダラー・ツリーは5日、ポートフォリオの見直しを昨年開始したと発表文で説明。見直しプロセスのタイムテーブルはなく、何らかの取引につながる保証はないとしている。

ダラー・ツリーは約10年前にファミリー・ダラーを89億ドル(現在の為替レートで約1兆3900億円)で買収したが、結果的に高くつく格好になった。今年3月には不振の店舗1000店ほどを閉鎖する計画を発表した。ダラー・ツリーは先月末時点で約1万6400店を運営している。

同社が戦略的見直しを進めていることは米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が5日、先に報じていた。

原題:Dollar Tree Considering Sale, Spinoff of Family Dollar Unit (2)(抜粋)

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