エアロエッジ、新規事業へ新工場完成 LEAP以外のエンジン部品、年末量産へ

AI要約

航空機エンジン部品の製造・販売を手掛けるAeroEdgeが新工場を栃木に竣工し、LEAP以外のエンジン部品の製造を開始する。

新工場の名称は「本社工場B棟」で、広さは3100平方メートル。新工場での量産開始は今年末を予定しており、CFM製エンジン「LEAP」以外の部品を製造する。

AeroEdgeは2023年に東京証券取引所へ上場し、新工場の竣工披露式に関係者が参列した。

エアロエッジ、新規事業へ新工場完成 LEAP以外のエンジン部品、年末量産へ

 航空機エンジン部品の製造・販売などを手掛けるAeroEdge(エアロエッジ、7409)は6月5日、新工場を栃木・足利市にある本社工場敷地内で竣工したと発表した。現在はエアバスA320neoファミリーとボーイング737 MAXファミリー向けに搭載するCFM製エンジン「LEAP」の部品製造を手掛けているが、新工場ではLEAP以外のエンジン部品を製造する。

 新工場の名称は「本社工場B棟」。広さは3100平方メートルで、建物と設備に約19億円を投じた。新工場での量産開始は今年末ごろを予定する。現在は航空機用装備品大手の仏サフランと米GEの合弁会社であるCFM製エンジン「LEAP」のチタンアルミ製低圧タービンブレードを手掛けているが、新工場ではLEAP以外のエンジン部品の製造を担う。

 エアロエッジは2023年7月4日に東京証券取引所グロース市場へ上場。同社の森西淳社長は新事業の詳細について、同日の上場会見で「お客さんのあることなので話すのは難しい」とし、言及を避けている。

 新工場の竣工披露式は6月5日に開き、稼働の安全を祈念。森西社長ら関係者のほか、経済産業省 製造産業局 航空機武器宇宙産業課 航空機部品・素材産業室の西山正室長や、栃木県の天利和紀副知事、足利市の早川尚秀市長らも参列した。