韓国5月外貨準備高、2カ月連続マイナス 4年ぶり低水準

AI要約

韓国中央銀行が5月末の外貨準備高を発表し、4128億3000万ドルで約4年ぶりの低水準を記録。

外貨準備高の減少は通貨スワップの利用や為替平衡操作、金融機関の外貨預金減少などが要因。

ウォンの下落を抑えるための為替介入にも関連し、5月もウォンは下落傾向にあり、外貨準備高は減少傾向にある。

韓国5月外貨準備高、2カ月連続マイナス 4年ぶり低水準

[ソウル 5日 ロイター] - 韓国銀行(中央銀行)が5日発表した5月末の外貨準備高は、前月比4億3000万ドル減の4128億3000万ドルだった。2カ月連続のマイナスで、2020年6月以来約4年ぶりの低水準。

中銀の説明では、通貨スワップの利用や為替平衡操作、金融機関の外貨預金減少などが影響した。

4月は通貨ウォンの下落を抑えるために為替介入を実施した結果、外貨準備高は19カ月ぶりの大幅な落ち込みを記録。ただ5月になってもウォンは対ドルで0.2%下落し、年初来の下落率は6%強に達している。

中銀によると、韓国の外貨準備高は4月末時点で世界第9位の水準だった。