85年前の貸し出し図書戻る フィンランド

AI要約

ヘルシンキの中央図書館で85年ぶりに返却された本のストーリー。

返却された本が借り主の生存状況と関係性について考察。

1939年に借り出された本がいかにして現在に返還されるまでの経緯。

 【ヘルシンキAFP時事】ヘルシンキの中央図書館で27日、1939年に貸し出した本が85年ぶりに返却された。

 同館の司書が29日明らかにし、「正しいことをしようと本を返却したのは素晴らしいことだ」と話した。

 返されたのは、英国の小説家コナン・ドイルの歴史小説「亡命者」(1893)のフィンランド語版。返却期限は1939年12月だったが、その前月にソ連がフィンランドに侵攻。司書は「借り主が生き延びていたとしても、本の返却は念頭になかったかもしれない」と考えている。借り主と本を届けた人物の関係性は不明だという。