アイスランドでまた噴火、昨年末以来5度目

AI要約

アイスランド南西部レイキャネス半島の沿岸の町グリンダビクの北郊で新たな火山が噴火した。昨年12月以降、同半島で5度目の噴火となる。

噴火は午後0時46分に始まり、噴煙が上空3500メートルの高さまで上昇。溶岩が1キロ超の地表の割れ目から噴き出し、割れ目は後に3.4キロに拡大。

グリンダビクの住民や訪問者はほぼ全員が新たな噴火を受けて退避し、航空便への影響はない状況。レイキャビクの空港も通常通り運営中。

【AFP=時事】アイスランド南西部レイキャネス半島(Reykjanes Peninsula)の沿岸の町グリンダビク(Grindavik)の北郊で29日、新たな火山が噴火した。同半島での噴火は昨年12月以降、5度目。

 噴火は午後0時46分に始まり、アイスランド気象庁(IMO)によると、一時噴煙が上空3500メートルの高さまで上がった。グリンダビク北郊では長さ推定1キロ超の地表の割れ目からオレンジ色の溶岩が噴き出した。

 国民保護・危機管理局(Department of Civil Protection and Emergency Management)は、約1時間半後には割れ目は3.4キロに伸びたとしている。

 グリンダビクの住民約4000人の大半は昨年12月の噴火に先立ち避難しているが、同局によると、残っている人や訪問者も新たな噴火を受けほぼ退避。温泉で有名な近郊のブルーラグーン(Blue Lagoon)への訪問者も避難した。

 航空便への影響は予想されておらず、首都レイキャビクのケフラビク国際空港(Keflavik International Airport)は平常通り運営されている。【翻訳編集】 AFPBB News