ポーランド兵がベラルーシ国境付近で刺され負傷 移民がフェンス越しに“攻撃”

AI要約

ポーランドの国境警備隊がベラルーシとの国境で兵士が刃物で刺される事件が発生しました。

移民が国境を越えようとし、ポーランド兵に様々な武器を投げつける事態が続いています。

ポーランドとベラルーシの国境問題が深刻化し、ポーランド側は防衛強化策をとっています。

ポーランド兵がベラルーシ国境付近で刺され負傷 移民がフェンス越しに“攻撃”

ポーランドの国境警備隊は兵士1人がベラルーシとの国境を突破しようとした移民に刃物で刺され、けがをしたと発表しました。

 ポーランドの国境警備隊が公開したベラルーシとの国境付近の映像です。

 倒れたポーランド兵が手当てを受けていますが、その間にもフェンスの隙間から棒のようなものが飛んできます。

 地元メディアによりますと、28日、ポーランド兵1人が国境のフェンスを突破しようとした移民に刃物が付いた棒で刺されたということです。

 兵士は病院に運ばれ、手術を受けました。

 当時現場では約50人の移民が国境を越えようとして、兵士らに向けて石や枝などを投げていたということです。

 地元メディアは今年、ベラルーシからポーランドに不法入国を試みた人が1万3000人を超えていて、ここ数日、急激に増えていると報じています。

 ベラルーシとの国境を巡っては、2021年に大量の移民がポーランドに押し寄せて混乱が生じました。

 当時、ポーランドはベラルーシがヨーロッパの不安定化を狙って意図的に国境の警備を甘くしたと非難し、その後、国境にフェンスを設置するなどして警戒を強めていました。

画像:Straz Graniczna