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最高賞に米「アノーラ」 仏カンヌ映画祭閉幕
第77回カンヌ国際映画祭で米国のショーン・ベイカー監督の「アノーラ」が最高賞パルムドールを受賞。
日本からのノミネート作品はなかったが、22作品が競い合った今年の映画祭。
イランのモハマド・ラスロフ監督に特別賞が贈られ、彼は国家安全保障に反対する共謀罪でイランを脱出したという事件も起きた。
【カンヌ時事】フランスで開かれた第77回カンヌ国際映画祭で25日午後(日本時間26日午前)、コンペティション部門の授賞式が行われ、米国のショーン・ベイカー監督の「アノーラ」が最高賞パルムドールに輝いた。
今年は22作品で競われたが、日本からのノミネートはなかった。
イランの反体制デモに揺れる家族を描いた「聖なるイチジクの種」のモハマド・ラスロフ監督には特別賞が贈られた。ラスロフ氏は、国家安全保障に反する共謀罪で禁錮8年とむち打ちの刑を宣告され、映画祭直前にイランを極秘出国した。