NZ中銀、中期インフレ目標の達成を引き続き確信=副総裁

AI要約

ニュージーランド準備銀行のホークスビー副総裁が、金利を据え置いた理由について中期的なインフレ率が中銀目標の1─3%に戻る見込みがあると説明。

中銀は政策金利を5.5%に据え置き、2025年まで利下げを実施しない可能性が高いと述べた。

利下げの議論には要因があり、中銀はまずその解決を図る必要があるとホークスビー氏が指摘。

NZ中銀、中期インフレ目標の達成を引き続き確信=副総裁

[ウェリントン 24日 ロイター] - ニュージーランド(NZ)準備銀行(中央銀行)のホークスビー副総裁は24日、今週の金利据え置き決定について、中期的なインフレ率が中銀目標の1─3%に戻ると金融政策委員会が引き続き確信しているため行ったと説明した。

中銀は22日、政策金利のオフィシャル・キャッシュ・レート(OCR)を予想通り5.5%に据え置いた。インフレ圧力がなお続いているとして、2025年まで利下げを実施しない可能性が高いとの見方を示した。

ホークスビー氏はロイターに対し、利下げは短期的な政策議論には含まれていないと指摘。その理由として、中銀が「金利を据え置くべきか引き下げるべきかという議論に移す」前に解決しなければならない要因があるからだと説明した。