中国、台湾包囲演習2日目 頼政権へ軍事圧力強化

AI要約

中国の軍事演習が台湾周辺で行われ、台湾独立派とされる民進党総統の就任に対する圧力が強まっている。

演習では数十機の戦闘機が飛行し、軍艦やミサイル部隊も参加。攻撃準備が進められている。

中国は経済や軍事など様々な手段で台湾に圧力をかける姿勢を見せており、緊張が高まっている。

 【北京共同】中国軍が台湾を包囲する海空域での軍事演習は24日、日程の2日目に入った。中国は台湾で20日就任した民主進歩党(民進党)の頼清徳総統を台湾独立派と見なして非難しており、軍事や経済を含むあらゆる手段で圧力を強化する構えだ。

 演習は台湾本島周辺や台湾離島の金門島、馬祖島付近で実施し、陸海空軍や核ミサイル部隊を管轄するロケット軍が参加。国営中央テレビによると、23日の演習では数十機の戦闘機が台湾の周囲を飛行し、駆逐艦や護衛艦などが周辺海域に展開。軍艦の主砲やミサイルが攻撃準備に入った。