UNRWA、ガザ南部ラファでの食料配布を停止と明らかに WFP「再開しなければ飢餓状態が広がる」

AI要約

UNRWAは、ラファでの食料配布を停止した理由について発表しました。

また、WFPも同様の措置を取ったことが明らかになりました。

人道状況の悪化が懸念される中、支援物資の不足が深刻な課題となっています。

UNRWA=国連パレスチナ難民救済事業機関は、パレスチナ自治区ガザ南部ラファでの食料の配布を停止したと明らかにしました。

UNRWAは21日、ラファ東部でイスラエル軍が軍事作戦を継続しているため、支援物資の倉庫や配給拠点に近付けず、物資の不足と安全上の問題で避難民らへの食料配給を停止したと発表しました。

また、WFP=世界食糧計画も欧米メディアに対し、物資不足のためラファでの食料配給を停止したと明らかにしました。「大量の物資搬送を再開しなければ、飢餓状態が広がる」としています。

ラファからは、すでに多くの人が避難を余儀なくされていますが、イスラエルメディアによりますと、今も30万人から40万人が沿岸地域などに残っているということで、さらなる人道状況の悪化が懸念されています。