ガザ北部ベイトラヒヤに爆撃、死者12人

AI要約

パレスチナ自治区ガザ地区北部のベイトラヒヤがイスラエル軍の爆撃を受け、少なくとも12人が死亡した。

攻撃で建物が損壊し、住民や救急隊員らが生存者を捜索する中、多くの人ががれきの下敷きになっている状況が続いている。

イスラエル軍はガザ北部での攻撃を激化させ、「テロリスト排除」と主張している。

ガザ北部ベイトラヒヤに爆撃、死者12人

(CNN) パレスチナ自治区ガザ地区北部のベイトラヒヤが20日、イスラエル軍の爆撃を受け、地元保健当局者らによると少なくとも12人が死亡した。

市内にあるカマルアドワン病院の報道担当者がCNNに語ったところによると、ほかに10人が負傷した。攻撃で建物が損壊し、住民や救急隊員らによるとさらに約10人ががれきの下敷きになっている。

CNNの映像には、建物の壁が複数の階で吹き飛ばされ、骨組みだけが残った場面、屋上から石板や金属棒が落下し、集まった住民らががれきの中から生存者を捜す場面などが映っている。

パレスチナ赤新月社の救急車が、破壊された道路をゆっくりと走行している。毛布に包まれた女性の遺体を、救急隊員がロープで引き上げる様子も見える。

現場にいた男性の1人はCNNに、がれきの下敷きになっているのは大半が避難民の女性や子どもたちだと話し、「ここには安全な逃げ場所がない」と訴えた。

イスラエル軍は最近、ガザ北部の複数の場所で攻撃を激化させ、地上と空中から「テロリスト200人以上を排除し、テロ施設や地下トンネルを破壊した」と主張している。