スリランカ大統領選、野党勝利へ 現職のウィクラマシンハ氏敗北

AI要約

21日に実施されたスリランカ大統領選でウィクラマシンハ大統領の敗北が確定し、野党・人民解放戦線(JVP)のディサナヤカ党首が勝利する公算が大きい。

ディサナヤカ氏ともう一人の野党候補が得票上位となり、2人による最終的な集計が行われることになった。

選挙戦では経済再建策の是非が最大の争点となり、スリランカの財政状況が深刻化している背景が浮き彫りになっている。

 【コロンボ共同】21日に実施されたスリランカ大統領選は投票が締め切られ、22日開票が進んだ。選挙管理委員会関係者は、ウィクラマシンハ大統領(75)の敗北が確定したと明らかにした。野党・人民解放戦線(JVP)のディサナヤカ党首(55)が勝利する公算が大きい。

 選管関係者によると、ディサナヤカ氏ともう一人の野党候補が得票上位となり、他の候補者を除外して2人の票の2回目の集計をすることになった。

 スリランカは中国などから借り入れた多額の資金返済に窮し、2022年にデフォルト(債務不履行)状態に陥った。選挙戦ではウィクラマシンハ氏が進めてきた経済再建策の是非が最大の争点となった。