ゾウ200頭食用に ジンバブエ、40年ぶり干ばつで

AI要約

ジンバブエ政府が過去40年で最悪の干ばつによる食料難を解決するため、ゾウ200頭を殺処分し、食肉として分配する計画を発表。

動物愛護団体から批判の声が上がるなか、エルニーニョ現象による干ばつで約760万人が食料不足に見舞われる見通し。

ジンバブエの主食はトウモロコシであり、ゾウの肉を必要とする状況ではないとの批判もあるが、政府はゾウの過剰繁殖に対処する必要性を強調。

 【ロンドン時事】アフリカ南部ジンバブエの政府は20日までに、過去40年で最悪の干ばつによる深刻な食料難に対処するため、ゾウ200頭を殺処分し、食肉として分配する計画を発表した。

 動物愛護団体などからは批判の声が上がっている。英メディアが伝えた。

 国連世界食糧計画(WFP)によると、ジンバブエはエルニーニョ現象による干ばつで、来年1~3月に約760万人が食料不足に見舞われる見通しという。同様に干ばつの被害を受けている近隣のナミビアでも、ゾウなどの野生動物を捕獲し肉を分配する計画を明らかにしている。

 これに対し、ジンバブエのNGO「自然資源管理センター」は18日の声明で、「ジンバブエの主食はトウモロコシだ。(必要なのは)ゾウの肉ではない」と批判。一方、ゾウの過剰繁殖にも悩む政府当局は、ジンバブエには8万4000頭以上が生息しているとした上で、「200頭は『大海の一滴』にすぎない」と強調した。