400人超保護の児童虐待に関与の疑い、企業代表ら逮捕 マレーシア

AI要約

マレーシアの児童福祉施設で虐待を受けていた400人超の未成年者が保護され、19人の企業代表が逮捕された事件について報道されている。

逮捕された企業はイスラム急進派組織との関係が指摘されており、運営の実態解明が進められている。

捜査当局は性的虐待の疑いや欧州や中東を含む複数の国での運営関与も指摘している。

400人超保護の児童虐待に関与の疑い、企業代表ら逮捕 マレーシア

 マレーシアの児童福祉施設で虐待を受けていた疑いのある未成年者400人超が保護された事件で、警察当局は同国の食品関連企業の代表ら19人を逮捕した。人身売買を禁じる法律などに違反した疑い。地元メディアが19日に伝えた。施設の運営に関与していたとされるこの企業は、イスラム急進派組織との関係が指摘されており、当局が実態解明を進めている。

 捜査当局は9月上旬、首都クアラルンプールに近い中部スランゴール州とヌグリスンビラン州の計20施設にいた1~17歳の男女計402人を保護。施設長やイスラム教の指導者ら17~64歳の170人以上を逮捕した。

 捜査幹部は、被害者のうち13人が、男性同士の性交を強いられた疑いがあると主張。被害者が「施設の他の子どもたちに同様の行為をするよう教えられていた」とも話していた。

 捜査当局は、摘発された施設の運営に、欧州や中東など20カ国に拠点を持つ同国の食品関連企業が関わっていたと見ている。