米ヒップホップ界の大物を起訴 女性に薬物、性的虐待

AI要約

米ニューヨーク連邦検察は、ヒップホップ界の大物音楽プロデューサーであるショーン・コムズ容疑者を性的人身売買などの罪で逮捕、起訴した。

コムズ容疑者は女性を薬物を使った乱交パーティーに強制参加させ、その様子を録画し口外しないよう脅迫したとされる。

コムズ容疑者は無罪を主張し、公判開始まで拘置所に留置されることになった。

 【ニューヨーク時事】米ニューヨーク連邦検察は17日、複数の女性に性的虐待を加えたなどとして、米ヒップホップ界の大物で音楽プロデューサーのショーン・コムズ容疑者(54)を性的人身売買など三つの罪で逮捕、起訴したと発表した。

 コムズ容疑者は同日、連邦地裁に出廷し、無罪を主張した。

 起訴状などによると、コムズ容疑者は薬物を使った乱交パーティーに女性を強制参加させ、その様子を録画。口外しないよう脅迫したなどとされる。犯行には自らが代表を務める企業の社員も関与しており、検察は「ビジネス帝国を女性の性的搾取に利用した」と糾弾した。

 地裁判事は17日、コムズ容疑者側の保釈請求を退け、公判開始まで拘置所にとどまるよう命じた。同容疑者には最大で終身刑が科される可能性がある。