レバノンで新たな爆発、20人が死亡 ポケベルとは別の通信機器を使用か

AI要約

レバノンで新たな爆発が発生し、20人が死亡、450人以上が負傷した。

爆発はヒズボラが使用していた通信機器が原因とされ、イスラエルとの緊張が高まっている。

ヒズボラがイスラエル北部に攻撃を行い、全面的な戦闘の懸念が広がっている。

レバノンで新たな爆発、20人が死亡 ポケベルとは別の通信機器を使用か

ポケベルの爆発が相次いだレバノンで18日、新たな爆発が発生しました。現地メディアなどは、イスラム教シーア派組織ヒズボラが使用していたポケベルとは別の通信機器が爆発したと伝えていて、新たに20人が死亡しました。

現地メディアなどによりますと、レバノンの首都ベイルート郊外や南部などで18日、新たな爆発が発生し、これまでに20人が死亡、450人以上がケガをしました。

ヒズボラ側が使用し、17日に爆発が相次いだポケベルとは別の通信機器が爆発したとみられます。ヒズボラ側は一連の爆発をイスラエルによる工作とみて反発を強めています。

イスラエル政府は現時点で一連の爆発への関与について沈黙を続けていますが、イスラエルメディアなどは「ヒズボラとの全面戦争の口火を切るための攻撃として用意していたものだった」とした上で、「ヒズボラ側が異変に気づく兆候があり、想定より早いタイミングで作戦を行った」などと報じています。

こうした中、ヒズボラは18日、イスラエル北部に攻撃を行いました。一方、イスラエルのガラント国防相もヒズボラとの戦闘を念頭に「新たな局面に入った」と述べていて、地上作戦を含む全面的な戦闘に移行する懸念も強まっています。