ヒズボラの通信機器爆発約2750人負傷 イスラエルサイバー攻撃か

AI要約

レバノンで、イスラム教シーア派組織「ヒズボラ」のメンバーが持つ通信機器が一斉に爆発し、8人が死亡、2750人がけがをした。

ポケベルのような通信機器が複数の地域で爆発し、被害が拡大。

ヒズボラはイスラエルのハッキング説を否定し、原因究明中。

レバノンで、イスラム教シーア派組織「ヒズボラ」のメンバーが持つ通信機器が一斉に爆発し、これまでに子どもを含む8人が死亡し、2750人がけがをしました。

 17日、レバノンの首都ベイルートや南部など複数の地域で、ポケベルのような通信機器が一斉に爆発しました。

 身に着けていた人が爆発に巻き込まれるなどして、レバノンの保健省によりますと、これまでに8歳の子どもを含む8人が死亡し、およそ2750人がけがをしたということです。

 この爆発では、在レバノンのイラン大使が負傷したほか、シリア国内でも同様の通信機器の爆発で4人がけがをしたとの情報があります。

 爆発した通信機器はヒズボラのメンバーが数カ月前から使用を始めたもので、現地メディアは、イスラエルがシステムをハッキングし遠隔で爆発させたと伝えています。

 ヒズボラは「原因を究明中」と声明を出しています。