トランプ氏「狙われるのは影響力のある大統領だけ」 遊説再開

AI要約

武装した男に待ち伏せされた事件後、トランプ前大統領が遊説を再開し、狙われるのは影響力のある大統領だけだと豪語。

トランプ氏は事件後初めてミシガン州フリントで遊説し、自動車産業の衰退と関税政策に言及。

ハリス副大統領との連絡に触れ、政治的暴力を非難する姿勢を示す。

トランプ氏「狙われるのは影響力のある大統領だけ」 遊説再開

【AFP=時事】米共和党大統領候補のドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領は17日、武装した男に待ち伏せされた事件後に遊説を再開し、「狙われるのは影響力のある大統領だけだ」と豪語した。

 トランプ氏が15日にフロリダ州でゴルフをしていた際、付近で自動小銃を所持して隠れている男が発見され、身柄を確保された。連邦捜査局(FBI)は暗殺未遂との見方を示している。

 トランプ氏は事件後初めて、激戦州のミシガン州フリント(Flint)で遊説。かつては自動車産業の街として栄えていた同市は、外国企業との競争で工場の閉鎖が相次ぎ、産業が衰退している。

 トランプ氏は熱狂する支持者を前に、週末の事件と、メキシコや中国からの輸入車への関税を大幅に引き上げるとする自身の公約を関連付け、「なぜ私が狙われるのかと思うかもしれないが、狙われるのは、影響力のある大統領だけだ」と主張した。

 一方で、民主党候補カマラ・ハリス(Kamala Harris)副大統領から電話で連絡を受けたことについて触れ、「非常に感じが良かった」と同氏を称賛した。

 ハリス氏は17日、全米黒人ジャーナリスト協会(NABJ)のインタビューでトランプ氏に連絡したことを明らかにし、「無事かどうかを確認し、この国で政治的暴力は許されないと伝えた」と述べた。【翻訳編集】 AFPBB News