イスラエルとヒズボラ、衝突激化の懸念 米長官はガザ停戦協議のためエジプトへ

AI要約

イスラエル首相府は、北部でのヒズボラとの交戦を巡り、6万人の住民帰還を戦闘目標として掲げた。

ヒズボラとの停戦交渉が難航し、軍事行動が住民帰還の唯一の手段となる可能性があるとされる。

米国務長官がエジプトを訪問し、停戦実現のための協議を行う。一方、停戦協議は複数の問題で行き詰まりを見せている。

イスラエルとヒズボラ、衝突激化の懸念 米長官はガザ停戦協議のためエジプトへ

【テルアビブ=佐藤貴生】イスラエル首相府は17日、北部周辺で続くレバノンの親イラン民兵組織ヒズボラとの交戦を巡り、避難している住民約6万人の帰還を戦闘の目標として新たに掲げた。イスラム原理主義組織ハマスとの戦闘が続くパレスチナ自治区ガザに続き、北部戦線での衝突拡大に懸念が広がっている。

ガラント国防相は16日、ヒズボラとの停戦交渉は「時間切れになりつつある」とし、軍事行動が「住民を帰還させる唯一の手段」になると述べた。

ブリンケン米国務長官は17~19日にエジプトを訪問する。両国はイスラエルとハマスの停戦を仲介しており、ブリンケン氏はエジプト政府高官と停戦実現の方策を探る。現地では米エジプト戦略対話にも出席する。

停戦協議は難航が続く。ロイター通信によると、協議は、ガザのエジプトとの境界地域におけるイスラエル軍の駐留継続の可否と、ハマスの人質解放と引き換えにイスラエルが釈放するパレスチナ人の人選で対立している。

ハマスの最高指導者シンワール氏は、イエメンの親イラン民兵組織フーシ派が15日に発射したミサイルがイスラエル中部に到達したとして、祝意を示した。