「人類運命共同体を作る」北京で安全保障フォーラム開幕 緊張高まる台湾問題などには言及せず

AI要約

香山フォーラムが北京で開催され、中国の董軍国防相が世界平和と安全に積極的な役割を果たす意向を示す。

董国防相は習近平主席の提唱する「人類運命共同体」に言及し、中国軍が協力を強調。

アメリカ国防総省から中国担当の幹部が参加し、中国側との話し合いが期待される。

「人類運命共同体を作る」北京で安全保障フォーラム開幕 緊張高まる台湾問題などには言及せず

 100以上の国や機関が安全保障を議論する「香山フォーラム」が北京で開かれ、中国の董軍国防相は世界の平和と安全に積極的な役割を果たすと強調しました。

「中国軍は人類運命共同体を作るため各国軍と手を携える」(中国・董軍国防相)

 董国防相は開幕演説で、習近平国家主席が提唱する「人類運命共同体」を上げ、中国軍が積極的な役割を果たすと強調しました。ただ、緊張が高まる南シナ海や台湾問題などには直接言及しませんでした。

「(Q.日本のメディアですが)すみません、取材は受けません。ノーメディア」(マイケル・チェイス米副国防次官補)

 アメリカ国防総省からは今回、中国担当の幹部が参加していて、この後、中国側と話し合いがもたれるとみられています。(ANNニュース)