米大統領選テレビ討論、握手でスタート…「94分間の舌戦」が終わると背を向けた

AI要約

カマラ・ハリス副大統領とトランプ前大統領による討論が行われ、両者の意見や反応について描かれている。

討論中にトランプ氏がハリス氏をマルクス主義者と批判する場面や、ハリス氏がトランプ氏を世界の指導者たちがあざ笑っていると攻撃する場面が描かれている。

討論後、握手なしで背を向けるまでの様子も描かれている。

米大統領選テレビ討論、握手でスタート…「94分間の舌戦」が終わると背を向けた

「カマラ・ハリスです。良い討論をしてみましょう」

「お会いできて嬉しいです。楽しい時間をお過ごしください」

10日(現地時間)、米大統領選候補討論が行われたペンシルバニア州フィラデルフィア国立憲法センター内のスタジオ。舞台に入ったカマラ・ハリス副大統領が先に手を差し伸べて握手を求めた。一瞬戸惑ったようだったトランプ前大統領は、すぐ右手を差し伸べて握手に応じた。討論の序盤は比較的に落ち着いた雰囲気を維持したトランプ氏がペースをリードするようだった。経済や移民、堕胎問題などをめぐって討論する過程で、トランプ氏が発言する時、ハリス氏は首を横に振り、たまに失笑したりもした。

特に、トランプ氏が「ハリス氏はマルクス主義者」と批判すると、ハリス氏は目を丸くして片手をあごに当てて首を後ろに反らしたりもした。トランプ氏が発言する時、ハリス氏は3メートル離れたトランプ氏の横顔を見てあ然とした表情をしたが、トランプ氏は終始ハリス氏に視線を向けず、正面だけを見つめた。

トランプ氏がかっとなる姿を見せた時は、ハリス氏が「世界の指導者たちはトランプ氏をあざ笑っている」と怒りをあおる場面だった。ハリス氏は「副大統領として全世界を回ったが、各国指導者たちはトランプ氏をあざ笑い、軍指導者とも話を交わしたが、彼らはあなたが恥ずかしいと言った」と攻撃した。すると、トランプ氏の表情が固まり始め、速射砲のように答えた。握手とともに討論を始めた2人は、94分間の討論が終わった後は、握手なしに背を向けた。