グーグルへの3800億円の制裁金、EU最高裁が支持…独占的地位の乱用を認める(海外)

AI要約

EUの最高裁判所は、グーグルに24億ユーロの制裁金を支持した。

2017年の判決ではグーグルが検索エンジンの優位性を悪用して自社サービスを優遇したことが認められた。

グーグルはこれまでいくつかの規制問題に直面しており、今回の制裁金もその一環として注目されている。

グーグルへの3800億円の制裁金、EU最高裁が支持…独占的地位の乱用を認める(海外)

EUの最高裁判所は、グーグルのEU競争法違反に対する24億ユーロの制裁金を支持した。

2017年の判決ではグーグルが検索エンジンの優位性を自社のサービスを優遇するために利用したことが認められていた。

これはアルファベットと国際的な規制当局との一連の衝突の最新の事例だ。

EUの最高裁判所は、テクノロジー大手に対する最新の規制として、グーグル(Google)に対する24億ユーロ(約3800億円)のEU競争法違反の制裁金を支持した。

2024年9月10日、欧州連合(EU)司法裁判所は、グーグルが検索エンジンの独占的地位を利用して、競合他社よりも自社の価格比較ショッピングサービスを優遇していたとする2017年の欧州委員会の判断を支持した。

欧州委員会は、グーグルが自社のショッピングサービスの検索結果を魅力的な画像やテキスト情報とともにボックス内に表示していたと述べた。一方、競合する比較サービスは、シンプルな青いリンクとして表示されていた。この判決によると、グーグルのアルゴリズムによって競合するサイトは降格されやすくなっていた。

この制裁金は、このハイテク大手が長年不服を申し立ててきたもので、当時、記録的な額だった。しかし、2018年には、グーグルはAndroid OSの独占的地位を乱用したとして、さらに43億ユーロ(約6700億円)という記録的な制裁金を科されている。

グーグルの広報担当者はBusiness Insiderに対し、同社は「裁判所の決定に失望している」と述べた。

「この判決は非常に特殊な事実関係に関するものだ。当社は2017年に欧州委員会の決定に従うために変更を行った。当社のアプローチは7年以上にわたって成功しており、800以上の価格比較ショッピングサービスで数十億回のクリックを生成している」と広報担当者は声明で述べた。