「イランのミサイル、ウクライナで数週間以内に」 欧米が制裁強化

AI要約

ブリンケン米国務長官は、ロシアがイランから弾道ミサイル受け取り可能性に警告。

ロシア軍人がイランで訓練を受け、ウクライナ人に使用される可能性も。

欧米はイランに制裁措置、イランは供与を否定。

「イランのミサイル、ウクライナで数週間以内に」 欧米が制裁強化

 ブリンケン米国務長官は10日、ロシアがイランから弾道ミサイルを受け取り、「数週間以内にウクライナで、ウクライナ人に対して使用される可能性が高い」と述べた。欧米は一斉にイランに制裁を加えた一方、イランは供与を否定している。

 ロンドンでラミー英外相と会見したブリンケン氏によると、数十人のロシア軍人がイラン国内で、最大射程120キロの短距離弾道ミサイルの使用訓練を受けたという。

 ラミー氏は弾道ミサイルの供与を「重大なエスカレーション(緊張の激化)だ」と非難。米国とともに、武器の輸出入に携わるロシアやイランの団体・個人に資産凍結や渡航禁止といった制裁を科したほか、ドイツ、フランスとともに、イランからの航空機の乗り入れを制限する措置を取った。