バイデン政権、ウクライナ戦略報告書を議会に提出=関係筋

AI要約

バイデン政権がウクライナ戦争の戦略に関する機密報告書を議会に提出したことが明らかになった。

報告書はまだ精査されていないが、議員らには届けられた。

議会はウクライナへの支援や軍事支援に関する法案を可決し、バイデン政権には詳細な戦略の提出を求めている。

バイデン政権、ウクライナ戦略報告書を議会に提出=関係筋

Patricia Zengerle

[ワシントン 9日 ロイター] - バイデン米政権はウクライナ戦争の戦略に関する機密報告書を議会に提出した。関係筋3人が9日に明らかにした。

議会関係者によると、報告書は9日に議員らに届いたが、まだ精査されていないという。機密事項であるため匿名を条件に語った他の2人の関係者は、報告書が届けられたことを確認した。ホワイトハウスはコメント要請に応じていない。

ロシアの侵攻以降2年半にわたり議会はウクライナとその同盟国に対する約1750億ドルの援助と軍事支援を承認した。

下院は4月に950億ドルの補正支出法案を可決した。この法案には、ウクライナへの610億ドルの資金のほか、イスラエルや各国の紛争地帯の民間人、インド太平洋地域における「共産主義中国への対抗」のための数十億ドルが含まれている。

この法案の一環として、議会はバイデン政権に対し6月初旬までにウクライナに関する詳細な戦略を提出するよう求めた。

ただ、期限が過ぎても報告がないことから、一部の議員は不満を表明し、追加の資金提供を止めることを検討するとしていた。