「信頼される司法実現」 大津地裁・家裁の小倉哲浩所長が会見

AI要約

小倉哲浩所長が大津地裁・家裁の着任会見を行い、国に信頼される司法を実現するために役割を全うする意向を示した。

小倉所長は熊本市出身で、裁判官としての経歴を持ち、主に刑事事件を担当してきた。民事裁判のデジタル化にも意欲を示している。

裁判員裁判を通じて冷静に証拠を評価する姿勢が印象的であり、手続きの効率化と利便性向上に取り組む意向を示している。

「信頼される司法実現」 大津地裁・家裁の小倉哲浩所長が会見

 大津地裁・家裁の小倉哲浩所長(58)の着任会見がこのほど、大津市の地裁であった。小倉所長は「裁判官と職員が十分に力を発揮し、国に信頼される司法が実現できるよう役割を全うする」と述べた。

 小倉所長は熊本市出身。京都大法学部を卒業し、1991年4月に大阪地裁判事補に任官。京都地裁や神戸地裁判事、佐賀地裁・家裁所長などを歴任した。着任は6月28日付。

 これまで主に刑事事件を扱い、京阪神の裁判所で約120件の裁判員裁判を担当。「千人近い裁判員と関わり、冷静に証拠を評価する姿勢が印象深い」とした。

 国が進める民事裁判のデジタル化については、「国民の裁判へのアクセスや利便性を高めると同時に、手続きを効率化して負担を軽減できる。所長として環境整備に努めたい」と語った。