ベネズエラ野党大統領候補者 スペインに亡命 大統領選の結果めぐり混乱つづく

AI要約

南米ベネズエラにおいて、大統領選挙を巡る混乱の中、逮捕状が出ていた野党候補のゴンザレス氏がスペインへ亡命するため出国したことが明らかになった。

ベネズエラ政府はゴンザレス氏がスペイン大使館に避難し、自主的にスペインへ出国したと発表した。スペインの外相もその旨をSNSで投稿している。

疑念を抱く市民が抗議する中、ベネズエラでは大統領選挙でのマドゥロ氏の勝利が宣言され混乱が続いていた。野党側の独自集計結果を公開したゴンザレス氏には逮捕状が出されていた。

大統領選挙をめぐる混乱の続く南米ベネズエラで、扇動などの疑いで逮捕状が出ていた野党候補のゴンザレス氏が、亡命するためスペインへ出国したことが明らかになりました。

ロイター通信などによりますと、ベネズエラ政府は7日、7月の大統領選挙に出馬した野党候補のゴンザレス氏が、「スペイン大使館に自主的に避難し、スペインへ亡命するため出国した」と発表しました。

スペインの外相もSNSで「要請を受け、ゴンザレス氏はスペイン空軍機でスペインへ向かった」と投稿しています。

ベネズエラでは、現職のマドゥロ大統領が独裁色を強めるなか、当局が大統領選挙でのマドゥロ氏の勝利を宣言しましたが、疑念を抱いた市民が詳細な投票結果の開示を求めて抗議するなど混乱が続いていました。

野党側はゴンザレス氏の勝利を示すとする独自の集計結果を公開しましたが、ベネズエラ検察は2日、この公開に関連して、公文書偽造や国家への不服従を扇動したなどの罪でゴンザレス氏に逮捕状を出していました。

G7などは選挙結果の詳細を公表するようベネズエラ当局に求めています。