ベネズエラ野党候補、スペインに出国 扇動容疑で逮捕状
野党統一候補ゴンサレス氏がベネズエラを出国し、スペインに向かったことが明らかになった。
マドゥロ政権は逮捕状を取り、野党弾圧を強めている。
大統領選では野党が勝利を主張しており、ゴンサレス氏が出国した。
Lisandra Paraguassu Vivian Sequera
[ブラジリア/カラカス 7日 ロイター] - 7月のベネズエラ大統領選に出馬した野党統一候補ゴンサレス氏がスペインに向け出国した。両国の当局者が7日、明らかにした。
ベネズエラ検察は2日、文書偽造や扇動などの容疑でゴンサレス氏の逮捕状を取っていた。マドゥロ政権が大統領選後の野党弾圧をさらに強めたことを意味する。
大統領選では選挙管理当局と最高裁がマドゥロ大統領の勝利を認定したが、野党が公表した集計ではゴンサレス氏が圧勝していた。
ベネズエラのロドリゲス副大統領は「(ゴンサレス氏は)数日前にカラカスのスペイン大使館に自主的に避難」した後、出国したとインスタグラムに投稿。
スペインのアルバレス外相は「ゴンザレス氏はスペイン空軍機でカラカスからスペインに向かった」とXに投稿し、スペイン政府がゴンザレス氏の要請に応じたことを明らかにした。