イランがロシアにミサイル提供か 米報道「ウクライナで使う可能性」

AI要約

米欧当局者によると、イランがロシアに弾道ミサイルを提供した疑いが浮上。ミサイルはウクライナ侵攻に使用される可能性あり。

米政府は友好国にミサイル提供について説明。提供された数百発の短距離弾道ミサイルについて警戒。

イランはすでにロシアにドローンを提供し、制裁が検討されている。ミサイル提供が新たな政治的緊張を引き起こす可能性。

イランがロシアにミサイル提供か 米報道「ウクライナで使う可能性」

 米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は6日、米欧当局者の話をもとにイランがロシアに弾道ミサイルを提供したと報じた。ミサイルはロシアのウクライナ侵攻に使われる可能性があるとしている。イランは認めていない。

 WSJによると、米政府が5日、友好国の駐米大使にミサイル提供について説明。提供したのは短距離弾道ミサイル数百発だとしている。

 ロシアはウクライナ侵攻に伴う武器不足を補うため、イランや北朝鮮といった数少ない「友好国」との結びつきを強めていることが指摘されてきた。イランはすでにロシアにドローン(無人機)を提供したとして、米欧の非難を浴びている。

 WSJは欧州当局者の話として、ミサイル提供を踏まえた対イラン制裁などの協議が進められていると報じている。具体的には、イラン航空会社の欧州乗り入れ禁止などの措置が講じられる可能性があるという。