ロシア、地質調査への外国投資を歓迎=天然資源環境相

AI要約

ロシアのコズロフ天然資源環境相は海外投資家の参加を歓迎する意向を示す

ウクライナ侵攻後、ロシアは外国企業の撤退に直面し、中国やインドなどとの協力を模索

ロシアは外国資本の誘致に取り組みながら、鉱物部門への投資には制限を設けている

[モスクワ 4日 ロイター] - ロシアのコズロフ天然資源環境相は4日、天然資源の地質調査に海外投資家の参加を歓迎する意向を示した。極東ウラジオストクで開催されている「東方経済フォーラム」の合間に記者団に語った。

2022年2月のウクライナ侵攻開始を受け、多くの外国企業がロシアから撤退しており、ロシアは紛争を巡る制裁を支持していない中国やインドなどの国々との協力強化を目指している。

コズロフ氏は、外国資本はロシアの発展に役立つと指摘。「外国資本を誘致する機会があれば、もちろん奨励されるだろう。我が国のための資金で、発展につながるからだ」と述べた。

ロシアは、大規模なエネルギー・金属生産部門への外国投資の許可に慎重で、鉱物部門への海外投資家の参入に制限を設けている。

石油・ガス収入は同国にとって最も重要な資金源で、過去10年間に連邦予算総額の約3分の1から半分を占めてきた。