IMFがロシアに訪問団派遣へ、ウクライナ侵攻後初めて

AI要約

IMFがウクライナ侵攻以来で初めてロシアへ訪問団を派遣することが明らかになった。

訪問団は16日から10月1日まで滞在し、ロシア政府当局者と会談する予定。

元中央銀行副総裁のユダエワ氏が新しいIMFロシア代表に指名されることが発表された。

IMFがロシアに訪問団派遣へ、ウクライナ侵攻後初めて

[モスクワ 3日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)のロシア代表を務めるアレクセイ・モジーン氏は3日ロイターに、ロシアによるウクライナ侵攻以来で初めてIMFが訪問団をロシアへ派遣すると明らかにした。

訪問団は16日にオンライン経由で作業を開始し、その後モスクワに向かって10月1日まで滞在し、ロシア政府当局者と会談する。

IMFが最後にロシアへ訪問団を派遣したのは、新型コロナウイルスのパンデミック発生前の2019年11月だった。

モジーン氏は訪問団を支援すると表明。また11月に退任する同氏の任務は、ロシア中央銀行のナビウリナ総裁のアドバイザーで元中銀第1副総裁のクセニア・ユダエワ氏に引き継がれると述べた。

ユダエワ氏は22年4月以降、米国の制裁対象となっている。中銀がかつて保有していたオトクリティエ銀行会長だったことが理由だが、オトクリティエ銀行は国営VTB銀行に売却され、同氏も銀行を去った。

IMFは、ユダエワ氏に関する情報を精査していると発表した。

ロシア財務省は、ユダエワ氏が次期IMFロシア代表に指名されたことを認めた。