原油先物2%安、北海ブレントは21年12月以来の安値

AI要約

米国時間の原油先物は、8月の米国雇用統計が弱かったことを受けて2%下落し、週間ベースでも大幅な下落が見られた。

清算値によると、北海ブレント先物と米WTI先物はそれぞれ2021年12月以来と2023年6月以来の安値を記録した。

米労働省が発表した8月の雇用統計では、非農業部門雇用者数の増加が予想を下回り、失業率はわずかに低下したが労働市場の減速が続いていることが示唆された。

原油先物2%安、北海ブレントは21年12月以来の安値

Nicole Jao

[ニューヨーク 6日 ロイター] - 米国時間の原油先物は、2%下落した。8月の米国雇用統計が予想よりも弱かったことが材料。週間ベースでも大幅な下落となった。

清算値は、北海ブレント先物が1.63ドル(2.24%)安の1バレル=71.06ドルと、2021年12月以来の安値を付けた。米WTI先物は1.48ドル(2.14%)安の67.67ドルと、2023年6月以来の安値となった。

週間では、北海ブレントは10%、WTIは約8%下落した。

米労働省が6日発表した8月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は前月比14万2000人増で予想を下回った。ただ失業率は4.2%で前月の4.3%から小幅低下し、労働市場の減速が引き続き秩序だったものであることを示唆した。