プーチン氏、米大統領選で「ハリス氏支持」表明 皮肉か

AI要約

ロシアのプーチン大統領が米大統領選で民主党候補のハリス副大統領を支持すると表明し、米政権はロシアに干渉をやめるよう求めた。

プーチン氏は皮肉な態度で「ハリス氏を支持しよう」と呼びかけ、トランプ氏との比較も示唆した。

バイデン氏が撤退しハリス氏を支持した経緯やプーチン氏による過去の発言も取り上げられた。

プーチン氏、米大統領選で「ハリス氏支持」表明 皮肉か

【AFP=時事】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は5日、11月の米大統領選で民主党候補のカマラ・ハリス(Kamala Harris)副大統領を支持すると表明した。皮肉めいた発言を受け、ジョー・バイデン(Joe Biden)米政権はロシア側に対し、改めて米国の選挙への「干渉」をやめるよう求めた。

 プーチン氏は米国の政治・社会問題にしばしば言及するが、皮肉な態度をとることが多い。

 プーチン氏は極東ウラジオストク(Vladivostok)で開催中の東方経済フォーラム(EEF)の質疑応答で、「まず、バイデン氏は自身の支持者全員にハリス氏を支持するよう勧めた」と述べた。

 プーチン氏は皮肉な笑みを浮かべながら「さあ、われわれもそうしよう。彼女を支持しよう」と聴衆に呼び掛けた。

 バイデン氏は7月、高齢と健康面への懸念を受け大統領選から撤退。後継候補としてハリス氏を支持すると表明した。

「彼女は誘うように笑う。それは彼女が万事うまくいっていることを示している」「(前米大統領のドナルド・)トランプ(Donald Trump)氏は歴代のどの米大統領よりも多くの制裁をロシアに課したが、ハリスがうまくやっているなら、そうした行動を控えるだろう」と続けた。

 プーチン氏は2月、バイデン氏の方がトランプ氏よりも「予測可能」でロシアにとって望ましいと発言。米政権はこの際も、プーチン氏に米国の選挙に干渉しないよう求めていた。【翻訳編集】 AFPBB News