iPhone16の発表イベントでアップル株を25％上昇させるかもしれない「4つのサプライズ」（海外）

来週開催されるアップルのiPhone16発表イベントが株価を押し上げる可能性があるとゴールドマン・サックスが指摘した。

ゴールドマンはアップルの目標株価を276ドルに引き上げ、25％の上昇の可能性を示した。

アップルのハードウェアとAIへの投資は、2025年と2026年の収益成長を牽引するとゴールドマンは予想。

ゴールドマン・サックスによると、アップル（Apple）のiPhone16発売イベントは、「アップサイド・サプライズ」があれば株価を押し上げる可能性があるという。

今週のメモで、同行は4つのサプライズが株価を276ドルの目標株価に近づける可能性があると述べた。

アップルがiPhoneを発表する日は「ニュースで売る（Sell the news）」イベントになりがちで、過去5年間のiPhone発表日にはS&P500種株価指数を平均0.70%下回っている。

アップサイド・サプライズには、新型iPhoneの値上げ発表、Apple Intelligence（アップル・インテリジェンス）の機能やアプリの発売日が予想より早まること、新しいiPadの発表、通信会社による予想を上回るプロモーションの4つが挙げられている。

ゴールドマンによれば、iPhone16のモデルラインナップが予想外に値上げされれば、直接的に収益を押し上げることになるが、長年にわたるハードウェア機能の継続的な革新に基づけば、それは正当化されるべきものだという。

ゴールドマン・サックスのアナリスト、マイケル・ング（Michael Ng）は「我々の見解では、アップルの近年のiPhoneハードウェアとエコシステム全体への投資は消費者に付加価値を提供しており、値上げを正当化するのに役立つはずだ」と述べた。

アップルがiPhoneの価格を引き上げる方法の1つは、ベースモデルのストレージを128GBから256GBに増やすことだ。

「iPhoneの『Pro』モデルは2019年9月のiPhone11 Proで初めて導入されて以来、値上げされていないことに我々は注目している」とNg氏は述べた。

ゴールドマンはアップルの次世代iPhoneがAI機能を展開し、消費者の人気を得ると予想している。

同行はiPhoneの売上成長率は2025年と2026年の両方で9%と予想している。この成長の一部は、AT&T、ベライゾン（Verizon）、Tモバイル（T-Mobile）といった通信キャリアによる魅力的な補助金プログラムによって促進される可能性がある。

iPhone16以外にも、アップルはApple Watchのラインナップ刷新や、人気のワイヤレスヘッドホン、AirPodsの第4世代への刷新を発表すると予想されている。

ゴールドマンは、アップルの目標株価を275ドルから276ドルにわずかに引き上げた。